竜とそばかすの姫

細田守監督最新作品の【竜とそばかすの姫】を映画館で観てきました。
今回は、作品の情報を特に調べずに映画館へ向かいました。
劇場内のほぼ全席が埋まった状態でした!

<あらすじ>
現実とUの世界。
現実はやり直すことができないが、Uの世界ではやり直すことができる。
Uの世界とは、仮想世界。つまり、ネット内の世界ということですね。
Uの中にいるもう一人の自分をAsと呼ぶ。
Asを作成するときは、自分の体をスキャンして容姿が自動生成される。
Asは、自分の引き出したい能力を引き出すことができる。
一番最初にピンクの髪の毛をしたBell(As)が美しい歌声でクジラの上で歌っている。(U)
Uの世界で一番注目を受けているBell。
その正体は、田舎に住む女子学生の内藤鈴だった。
そのことを知っているのは、同じ学校の友人1人だけ。
その友人が鈴にUを進めたことがきっかけとなり、鈴の人生が一転する。
小さいころに母を河川事故で亡くしてからというもの、ずっと泣いてばかりいた鈴。
母を亡くしたことがきっかけで、鈴は現実で歌うことができなくなっていた。
父との関係にも溝が生まれ、父との会話を極力さけるようにしていた。
そんな鈴がBellとしてUの世界で歌うことができるようになった。
その日から、鈴の世界は明るくなり、前向きに考えることができていた。
Uの世界でライブを開催したりと、平和に過ごせるかと思いきや Bellのライブ会場にマントを羽織った竜が現れる。
そこに竜を強制的にアンベイルしようと追い詰めるジャスティンたちも登場。
Bellのライブ会場は、竜とジャスティンたちの戦闘により、滅茶苦茶になってしまいライブ中止になる。

その日、以降鈴は友人と一緒に、竜の正体について探し出すために色んなUのユーザに聞き込み調査を行う。
そこでわかったのが、竜のマントにある痣模様は、全て竜の傷を示していたということ。
それに、日に日にマントに痣模様が増えていたということもわかった。
でも、誰一人として竜の正体を知る者はいなかった。
そんな竜の正体を知ろうとするBell。
だが、誰にも心を開かない竜。
そんな竜に何度もBellは、打ち解けようと努力するが中々打ち解けることができない。
クリオネの姿をしたUと竜は、親密な関係を知ったBell。
クリオネのAsは、Bellが初日に出会った祐逸のAsだった。
Bellが竜のマントの痣模様について、心の傷ということに気づく。
そのことに気づいたBellは、竜に向けた心の籠った歌を歌う。(はなればなれの君へ)
この歌がきっかけで竜は、Bellに心を開く。

やっと竜に心を開いてもらうことができたが、一方でジャスティンたちが竜の居場所を探り出そうとBellに近寄っていた。
そこへ竜がBellを救出するために登場する。
ジャスティンたちにBellが竜の居場所を知っていることがばれてしまった。
そこからというもの、竜の居場所がばれるのは時間の問題で、ジャスティンたちにすぐ 竜の居場所がばれてしまった。
ジャスティンたちは、今までやられてきた仲間の分までか竜の居場所(城)で大暴れした挙句に城ごと燃やそうとしていた。
竜の危機を知った鈴たちは、急いで廃校になった小学校に集まり、 竜の正体に辿り着くために、関係サイトから懸命になっていた。
そんな時にどこからか、Bellが竜の前でしか歌ったことのない歌がどこからか聞こえてきた。
その歌声を辿ると1人の少年が生中継で歌っていたのだ。
その少年を見た鈴は、「このは竜じゃない」ことに気づく。
その生中継を見ていると、少年の部屋に父親が部屋に入ってきたと思いきや怒鳴り声をあげて物に当たり散らしていた。
そんな現場に兄らしき人物がその少年を守るかのように包み込んで、父親の罵倒を少年に聞かせないよう耳を塞ぎ、「俺が全部悪いんだ」などと自分に言い聞かせているようだった。
その光景を見た鈴は、兄の方が竜だということに気づく。
父親が退出したことを確認し、竜たちと会話できるよう通話をオンにした鈴たち。
鈴たちは、「あなたが竜なの?」と質問したが、現実世界では初対面であったことから 「あんたたちは誰なんだ」という回答が返ってきた。
タイミング悪く、竜と鈴の通話中に他のユーザが通話に接続し、竜のことを罵りすぐに退出したのだ。
そのことから、鈴たちのこともただの同情だけの口先だけの人間と判断されてしまい、信用してもえらず生中継も切断されてしまった。
鈴たちは、竜をやっと見つけることができたにも関わらず何もできずに詰んだと思っていた。
そんなところに、鈴の幼馴染であるしのぶ(男子学生)が、「Uの世界でBellの姿ではなく、鈴の姿で歌を歌うんだ」と提案した。
もちろんそんなことをすれば今まで鈴が積み上げてみた努力も全て失ってしまうかもしれない。
今までは、Bellとして歌を歌うことができていたが、鈴の姿で歌を歌えるという保証もない。
大きなリスクを抱えてまで、竜を救う覚悟があるかを試されているようだった。
鈴は、覚悟を決めて自らジャスティンの強制アンベイルの光を浴びた。
アンベイルした鈴の姿を見て、他ユーザは驚いていた。
そんな状況構わず、鈴はBellの時と同様に美しい歌声で歌い始める。(心のそばに)
(このシーン物凄く感動します(´;ω;`)私は、映画館で耐えれず涙腺崩壊しました)
鈴が歌い終わった後に、竜たちが先ほど生中継を切断したところに再接続してくれた。
鈴の姿の歌声を聞いて、竜たちが信じることができたからだ。
鈴もアンベイルして歌ったことが成功して喜んでいた。
竜たちの居場所を教えてもらうために住所を聞こうとしていたその時。
怒鳴り声を上げていた父親がSNSによって、竜たちが何かしていることに気づく。
あと少しで住所を聞くことができるというとこで父親が竜たちのいる部屋に戻ってきた。
竜たちとも連絡手段が途絶えてしまい、今度こそ詰んでしまった鈴たち。
それでも何か情報が無いかを探していると何とか東京のある程度の場所まで絞ることができた。
警察に竜たちを保護してもらうために連絡を取ったが、すぐには不可能と言われる。
何かあってからでは遅いと判断した鈴は、一人で竜たちの場所へ向かう。
鈴は、竜たちが住んでいるはずの場所まで辿り着くことができ、奇跡的に竜たちと会うことができた。

竜たちの後を追いかけてきた父親が「早く家に入りなさい!」と怒鳴っていたが、 鈴が2人の頭をギュッと抱きしめ離さずにいた。
そんな鈴を2人から引きはがそうとするが、中々離れなかった。
頭にきた父親は、鈴を打とうと素振りを見せたが、鈴は一切怯むことはなかった。
そんな姿に圧倒された父親は、後退りしながら2人を置いて逃げてしまった。
鈴は、2人を守ることに成功したのだ。
竜(恵)は、鈴の姿を見て、父親から逃げるのをやめて戦うことを決心する。
鈴も無事に家まで帰ることができ、父親と向き合おうとする。
鈴は、現実でもUの世界と同様で歌えるようになり、今まで嫌がっていた人前で歌うこともできるようになっていた。
元気な鈴の姿を見たしのぶは「もう守る必要は、無くなったな。やっと解放された~。これで普通に接することができる」と言っていた。
鈴が恋している、しのぶとの恋の行くへはどうなることやら!
恵たちもあれから父親に暴力を振るわれていないかなど、色々気になることは多いですが、【竜とそばかすの姫】のあらすじは以上になります。
本作品は、個人的にとても面白くて観て良かったと思います(^^)/
映画館で見る方が曲もすごくクリアに聞けるのでお勧めです。

  • 出演者 中村佳穂、佐藤健、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、森山良子、清水ミチコ、坂本冬美、岩崎良美、中尾幸世、役所広司、宮野真守
  • 監督 細田守
  • 制作国 日本
  • 制作年 2021年
  • 上映日 2021/7/16
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