ラッテと魔法の水の石 / Latte and the Magic Waterstone

そんな中動物たちが生きていくために一つの約束事を作った。
誰かが水を見つけた場合、かぼちゃに水を溜めるということ。
かぼちゃに水を溜めて皆で共有して飲もうということだった。
その約束事はについて、ラッテ以外の動物たちは約束を守ってカボチャに少量の水を溜めていた。
なぜラッテだけがカボチャに水を溜めていなかったというと、 森に住む動物たちにハリネズミのことを悪く言う習慣があったからだ。
この森で起きた悪いことは全てハリネズミのせいだと。
そんなラッテは、当然カボチャの水を分けてもらったこともなかったので『すべて自力で生きていく!』ということを決意した。
そんなラッテの縄張り前に、木の上に住んでいるリスのチュムがどんぐりを落としてしまう。
ラッテとそれほど仲は良くなかったため、チュムはどんぐりを拾いたいが気まずくなり取れずにいた。
そんなチュムにラッテが、どんぐりを拾いチュムに返す。
どんぐりを拾ってもらったのだから潔く帰ればよかったチュムだが、ラッテの足元に少量の水があることに気づく。
そこでチュムは、ラッテに水を一人占めにするのはよくない!と言う。
そのことがきっかけでカボチャを壊してしまう。
カボチャに溜めていた水がすべてこぼれてしまったのだ・・。
動物の大人たちはこの騒動で何があったのかをチュムに問う。
チュムが答える前に、大人の動物たちはラッテの仕業だ!と言い放つ。
だが、チュムは「わざとじゃ無いけど自分がやってしまった」ということを伝える。
そこへカラスが飛んできて昔あった出来事を話す。
その内容は、ある昔に熊の王がホワイトマウンテンの頂上にあった魔法の水の石を盗んでいったことが原因で干ばつが始まった。
なので、森に水を復活させようとするには熊の王から魔法の水の石を取り返し、元あった場所に戻す必要があったのだ。
だが、その話を聞いた大人たちは誰一人信じることをせずに現状をどうやりくりするかを話し合っていた。
そこでラッテが「私が熊の王から魔法の水の石を取り返してこの森に水を復活させてみせる!!」と宣言し、熊の王の元へと旅立った。
ラッテだけでは、危険すぎると思ったチュムはラッテと一緒魔法の水の石を取り返す旅に出る!
ラッテとチュムは、カエルの縄張りまで到達した。
そのカエルがラッテとチュムのことをシチューに入れて食べようと冗談を言い、本当に食べられるのではないか?と思ったが、ラッテたちに食事を与えてくれた。
そして旅の疲れがピークだったのかそのままカエルの縄張りで一夜を過ごす。
次の日の朝にチュムは、カエルからラッテとチュムのペアは、とても良い組み合わせだと思うと言われる。
行動力のあるラッテと冷静に判断できるチュムの二人であれば熊の王から魔法の水の石を取り返すことができると思ったからだ。
そこでカエルは、チュムにベリーウォーターが入った包みをチュムに託す。
そんな優しいカエルにラッテたちはお礼を言い、再び熊の王か住む森へ向かった。
その後、ラッテはチュムに「私にベリーウォーターをちょうだ~い!」と言い続ける。
チュムは、数少ないベリーウォーターをこの短時間で消費してしまうとすぐに尽きてしまうと判断し、ラッテに「まだ駄目だよ」と言う。
ラッテもすぐに諦めずに何度もねだり続けていた。
そんなラッテたちは、オオカミたちに遭遇してしまう。
もうお終いだ・・と思っていたチュムだが、ラッテの説明によってオオカミたちから逃れることに成功!
もうすぐで熊の王が住む森に到着する!
そんなときにラッテとチュムの喧嘩が原因でベリーウォーターを落としてしまう。
そこからラッテとチュムの単独行動となり、それぞれの道から熊の王がいる場所に侵入する。
チュムは熊の王の息子である、アマルに助けてもらいながら熊のあじとに侵入する。
ラッテのほうは、仲間であるハリネズミのおじいさんに魔法の水の石がある場所に侵入できる水路を教えてもらい、そこから侵入する。
互いに違う場所から侵入できたものの、見張りの熊に見つかってしまい牢屋に入れられてしまう。
その牢屋の中でラッテとチュムはお互いの存在が大切なことに気づき、仲直りする。
そこへチュムを助けるためにアマルが来る。
だが、熊の見張り達がすぐにアマルの取った行動を熊の王に報告するために王の元へと連れていかれた。
アマルもこっぴどく怒られてしまいラッテとチュムは、熊の見張り達に追い出されることになってしまう。
そんなピンチに熊たちが朝の音楽を楽しみだした。
そこから見張り達が王の踊りで強烈アタックを受け、倒れこむ。
その隙にラッテとチュムは、魔法の水の石を取り返そうと動く。
魔法の水の石を手に取った瞬間に熊たちが泳いでいた水がすべてなくなってしまい、熊の王が魔法の水が盗まれたことに気づく。
ラッテとチュムは、アマルの助けを借りて何とか熊の王から逃げることに成功する。
後は、ラッテたちが魔法の水の石を元あった場所に戻すのみ!!
だが、オオカミたちが再度ラッテたちの前に現れて魔法の水の石を横取りしようとしてくる。
そこへ、熊の王とヤマネコも参戦。
絶対絶命のピンチとなったラッテたち。
そこでチュムお得意の手品を利用して時間稼ぎをしようとラッテが提案する。
小心者のチュムにとっては、かなりハードルの高いことであったがギリギリ時間稼ぎに成功する。
そして、ラッテは元あった場所に戻すことに成功し、水の流れにそって自分たちのいた森に帰ることができた。
水が戻ってきたと喜ぶ動物たち。
ラッテとチュムは、見事森の動物たちを救うことができたのだ!!
その日を境にラッテとチュムたちは、いじめっこだった動物たちとも仲良く遊んで暮らしている。